皆さん、なんか白髪ってピンピンするし、硬いし、目立つし。
で、勝手に強いもんだと思い込んでませんか?
実は白髪って、普通の黒髪に比べてとっても繊細なやつってご存知でしたか?
今回はそんな打たれ弱いかまってちゃんでメンヘラ面倒くさい奴な白髪について、
なぜ弱いのか?を解説していきたいと思います。
この記事を読めば、貴方も安易に美容室で色々やる事も少なくなり、髪を無駄に傷めなくて良くなります。
是非一読してみて下さいね。
白髪はなぜ弱いのか?理由①「油分やら水分が無いから。」
白髪がなぜ繊細で黒髪に比べて弱いのか?と言うと
白髪って白く見えてますが、実は髪の毛の中身が無く光の反射で白く見えてるのです。
厳密にはメラニンって物が無くなると白く見えてしまうのですが、同時に髪に必要な水分やら油分やらまで減っていってるのです。
だから硬くピンピンしてるのです。
カラーをした時に思い出して欲しいのですが、
髪色を明るく染めた事がある人は何となく分かるかもしれませんが、髪の毛ってブリーチなどで明るくしていくと段階があって、
黒→茶→赤→黄→白
って感じに明るくなって行きます。
ブリーチって、明るくしていく為に髪の毛の中を脱色しているので、髪の毛って明るくすればするほど傷みますよね?
明るくなっている髪の毛は、黒い髪の毛に比べて中身が無くなって行ってるって事なんです。
最終的にブリーチしまくっていくと、白髪になると言うことは中身が無いスカスカになってるって事。
って事は、白髪って水分とか油分とか中身無いです。
だから薬剤に対して弱いんです。
白髪を労ってる?
最近、ブリーチなどで白髪ぼかす技法がありますが…
傷むってもう分かりますよね?
そもそもスカスカ白髪をもっとスカスカにしてるって事は、切れ毛や枝毛を増やす原因になります。
白髪に縮毛矯正をした後で、白髪染めをする。
縮毛矯正って美容室の施術の中でも傷むってイメージがありますよね?
その上から白髪染めなどしたら…
まぁ、傷むのが容易に想像できるかと思います。
だからこそ、白髪に対して縮毛矯正やカラーの薬剤はとっても重要なんです。
安易に縮毛矯正や白髪染めを繰り返していくと、黒髪よりも直ぐに傷みやすいため、何度も出来なくなってしまう可能性があります。
髪を傷めない為に、やり方や薬剤にこだわる事は、将来の髪の毛を残す方法でもあるんです。
白髪はなぜ弱いのか?理由②「凸凹してるから。」
白髪をよ〜く観察してみて下さい。
凸凹してる毛を見つけた事ないですか?
白髪ってやつは、部分的に太かったり細かったりしていて、一本の髪の毛でも均一ではなくボコボコしてます。
そりゃもうボンキュッボンどころの騒ぎではありません。
「でも、黒い髪の毛でもボコボコしてるけど…?」
って、癖毛とかで黒い髪でもたまにボコボコしてる毛もあるじゃないですか?
あれは白髪と比べて強いって事?
って、疑問に思いますよね?
確かにボコボコしてる分、部分的に繊細な髪であったりしますが、
理由①でも説明したように、水分や油分が白髪は少ないので、黒いボコボコしてる髪に比べると雲泥の差なんです。
一本の毛が太かったりしてるところや、細くなってるところが入り混じってあるって事は、髪の毛の耐久性がぐちゃぐちゃになってるって事でして、
白髪は特にスカスカなんで、細いところが切れやすかったり折れやすくなってるって事です。
白髪に縮毛矯正は気をつける
白髪って硬いから、癖毛でも縮毛矯正をやる方もいますが、中身がスカスカだとそもそも縮毛矯正しても取れやすかったり、かかりが悪かったりします。
よくダメージを考慮して、酸性縮毛矯正などをやりがちですが、
外側のキューティクルを傷付けないようにやりますが、白髪は中身が無いので癖が伸びにくい傾向にあります。
縮毛矯正って、髪の毛の結合を切ってからアイロンで癖を伸ばして、再度結合をつなげる事で癖が伸びるって施術なんですが、
白髪は結合が切れてる状態でスカスカ太郎なんで、縮毛矯正で結合切ってもあんまし意味ないんです。(結合残ってるところなら良いですが)
なので、先に前処理なとで結合を増やして上げてから、縮毛矯正で結合を切って、再び繋ぎ直す時にたくさん栄養を入れてあげることで、髪の毛がハリコシが人工的に出していきます。
その後で、キューティクルを酸性とかで整えると言うのが本来は効果的なんです。
いくら外側のキューティクルを整えても、中身が無ければ、肌荒れてるのにファンデーション塗ったくってるようなもんなんです。
まとめ
という事で、
白髪がいかに繊細で打たれ弱いかご理解頂けたでしょうか?
彼女に振られたとかって言うレベルじゃないですね。
学生時代に英検5級落ちた時の僕の精神状態ぐらい白髪は四六時中メンタルボロクソなんです。
- 安易に白髪染めを毛先まで染める
- 縮毛矯正を普通にやる
- デジタルパーマをやる
- コテやアイロンを日常で180度以上でやる
- よく分かってない髪質改善をやりまくる
なんて事を繰り返すと白髪はすぐに傷むので、注意が必要です。
白髪は黒い毛よりも労ってあげる事が大切なんですね。
ピンピンして硬いから元気かと思ったら、実は打たれ弱いなんて、山根君です。