美容師をしてるとよくこんな質問があります。
「市販のシャンプーは何がオススメですか?」
皆さんも1度や2度ぐらいは聞いてみた事はないですか?
もしくは、美容師からオススメの市販シャンプーを勧められた事はないですか?
ぶっちゃけ僕も何となくその原材料などから何点かお話した事はありますが、全く責任は持てません。
「美容師なら詳しいのではないか?」
そんな風に思って聞いてみたんだと思います。
なんかご丁寧にわざわざシャンプー解析などをしている美容師さんもいますよね?
あんな物、髪質によって違いがあるので、そのシャンプーが良いとは一概に分かる訳ではないのですよ。
さて、市販シャンプーのオススメ問題ですが、
恐れずに声を大にして言うと、「市販シャンプーはどれがいいのか?」という考え方から間違えていると僕は思うのです。
市販シャンプーが悪いとは言いませんが、なぜ市販シャンプーと美容室専売品は違うのか?
なぜ美容室専売品が良いと感じるのか?
今回はそんな内容になっております。
この記事を読めばあなたも「あー、そう言うことね」と、もうシャンプーで悩まなくて良くなります。
市販シャンプーは〇〇を気にしろ
結論として
市販のシャンプーでオススメは無いです(笑)
たくさん種類あるし、全部使った事ないから分かんないし、
原材料を一個一個ググったら、何となくシャンプーの特徴などが分かると思いますが、そんな暇な奴いないわけでして…
よく言われてるのが、洗浄力が優しいアミノ酸系シャンプーぐらいなもんです。
それを選んどけばまぁマシなのか?ってなもんです。
そしてアミノ酸系シャンプーでも種類が沢山ありますよね?
そんな時は、次に気にして欲しいのはズバリ値段
値段を見てください。
アミノ酸系シャンプー1つにしても値段で高いもの安いものと様々ですが、なぜ同じ種類なのに金額に差があるのか?って考えたことありますか?
なぜドラックストアーにあるシャンプーはお手頃なのか?
シャンプーって金額に差がありますが、基本的には美容室に置いてあるシャンプーより、ドラックストアーに置いてあるシャンプーの方が安いですよね?
何故か分かりますか?
単純に考えて、美容室のシャンプーの方が良い物を使ってる。だから高いと思いますよね?
もちろんそうなんですが、シャンプーの成分表記を見たことありますか?
市販のシャンプーと美容室のシャンプーを見比べると分かるのですが、
同じ種類のシャンプーなら、例えばアミノ酸系シャンプーならアミノ酸系シャンプーの市販と美容室のを見てみると、表示順は違うにしてもだいたい同じ物が入ってたりします。
え?って思うでしょ。
同じ成分が入ってるのに何で金額に差があるのか?
別にぼったくりしてるわけじゃないんです(笑)
これはどういう事かと言いますと、内容量が違うからです。
成分表記って入ってる物を書くのですが、じゃあどのぐらいの割合で何がどのくらいの量が入ってるかは分からないですよね?
少しでも入ってれば書かないと行けないのですが、逆を言ってしまえば、髪に良いとされている成分でもほんの少し入ってるだけでも許されるのです。
安価な市販のシャンプーで、髪に良さそうな物が入ってて、成分表記されている物でも、それが鼻くそ程度しか入ってないって事なんです。
だから市販のシャンプーは安く作れるって事です。
それに広告費だけ乗っければいいだけなんで、大量に作ってしまうとコストカットも出来るので、より安く大量に作れるから市販のシャンプーは安いのです。
逆に美容室に置いてあるシャンプーでも、成分表記自体が安価な市販のシャンプーと同じでも、内容量が全然違う配合だから高いという事です。
なにがどのくらい入ってるか?は分からない。
こう言ってしまうと元もこうも無いですが、作った人しかどのくらいの量が入ってるか知らないんですよ。
でも、一概に高いから良いシャンプーだと言い切ってしまうのとちょっと違って、中には高くても内容量が少ないシャンプーで利益を得るシャンプーもあったりします。
ガンガン広告費を使ってCMしてるシャンプーなんかは、純粋にシャンプーだけの値段と考えるのではなく、それに広告費も上乗せされた金額だと思って下さい。
だから高くなってるだけで、実は中身なんて安いシャンプーと変わらない配合量だったりしますからね。
まとめ
市販のシャンプーと美容室のシャンプーの値段が何故違うのか?
お分かり頂けたでしょうか?
単純に良いものを使ってるから高いのではなく、配合量で金額が変わるので、美容室のシャンプーの方が濃度が濃いから高いと言う事です。
しかし、中には利益を取るために薄く作って広告費乗っけてる高いシャンプーもあるので要注意という事でした。
是非シャンプー選びに迷った時に、そんな事を参考にしてみてください。