メニュー名がコロコロ変わったわけ。それでも僕がメニューで髪質改善を推してる理由とは?

タイトル見ると本当クソどうでもいい内容なんですが、

本当は今回の記事も、

書こうかな?どーしようかな?

辞めとこうかな?でもなー…

って考えた結果、結局書いてるという経緯があります。

この冒頭の5行ほどのよく分からないくだりだけで、この後の文章を読まなくていいぐらいタイトルのとおりの理由を表しちゃってるんですが…

それでもお時間がある方はどうぞお付き合い下さいませ。

これからの内容は、僕という人間がかなりの優柔不断で裏表を出せないタイプの人間なんだと言う事が分かってしまうかもしれません。

altemaのメニューを見て頂いた方は分かると思うのですが、メニューがめっちゃ少ないんですよ。

4つしかないですから。

ふざけてんのか?ってなるかも知れませんが(笑)、これにはちゃんと理由があります。

しかも過去に2回もメニュー表記が変わっていて、大きく告知はしてませんが、実はしれっとここ最近3回目となるメニュー変更をしました(笑)

メニュー変更って言っても金額が上がったりしてるわけではなくて、表現の仕方が変わってるだけなんですが、このことについては後ほど書くとして…

そもそもなぜaltemaのメニューが髪質改善(トリートメント)推しなのか?をご説明したいと思います。

なぜ髪質改善(トリートメント)やろうと思ったのか?

「流行ってるからでしょ?」

って、思われても仕方ないぐらいのメニューのラインナップなのですが、これには僕の信念というか想いがあるからです。

開業当初、髪質改善ってメニューにしたのには、ちゃんと理由がありまして、

今でこそ髪質改善ってメニューはどこにでもあるし、別になにも珍しくもなくなってますよね?

髪質改善って聞くと、一般的に見てそれが何なのか?は正直なところよく分かってない方が大半だと思います。

「なんかよく分からないけど、髪の毛ツルツルのサラサラにしてくれるんでしょ?」

みたいな(笑)

確かにそうなんですが…

僕が勤めてる時から「髪質改善」って流行って来てて、すでに髪質改善って言うワードだけが独り歩きしていて、

それがどういうもので、何を使ってるか?なんてお客さんからしてみても、なんなら美容師からしてみても知らないし、「なんか分かんないけど髪に良いんでしょ?」

みたいな感じがしてしまい、自分達ですらよく分からないのに、新メニューや新しい商材をメーカーやディーラーから言われた説明をそっくりそのままお客さんに伝えてる。

美容師ですら髪質改善って分かってないのに流行ってるから勧めてる。

僕は以前からそういったことに対して違和感があったんですよね。

勤めてる時に髪質改善メニューをやりながら、「これってどういう理屈で髪に良いのか?」

って気になっちゃって、色々と調べているうちに自分で髪の毛や薬剤の勉強をするようになってしまって、「なんだよ、こんな薬剤でこういう反応させてるから髪の毛がツルツルに見えてるだけかよ」

って、分かってしまったんですね。(別にたまたまやっていたメニューがそれがそうなだけで、美容室全体的な髪質改善メニューを否定してる訳ではありません)

そこからですかね、実はあたりを見渡すとそこら中にそういったものは普通にありまして、

それが悪いとは思わないですが、「〇〇が配合!!」

なんてうたってる商品ですら、内容量はどのくらいの割合で入ってるか?なんてことまでは作った人にしか分からない訳ですから、1%でも入ってれば成分表には記載出来ちゃたりするんでよね。

美容室も薬剤を使って施術をするメニューが多いのですが、トリートメント1つとっても、色々と種類があるわけですが、

それが何でどう髪に良いのか?は一般的には分からないし、仮に髪に良いとされる商材を見つけて使ったとしても、

メーカーやディーラーから仕入れてる商材は、配合され希釈された物を使う為、何がどのくらいの割合で作られてるのか?は商品を作った美容師さんじゃない限りは分からないんですよ。

美容室の中で人気の有名なメーカーのトリートメント。も、そのトリートメントの原料を気にしたり、配合量を気にして使ってるなんて無いですよね?

多くの美容師は、扱ってるパーマやカラー、トリートメントの商材の原料が、どのぐらいの割合で配合されていて、髪の毛にどういう反応があって、どういう理屈で髪にいいのか?なんて気にしてないんです。

でも、それで良いのか?って思っちゃったんですよ。

なんか嘘じゃ無いけど嘘ついてるみたいな感じがしてしまって…。

僕もずーっと、なんか髪に良い商品やトリートメント材って無いもんかね?って、探してたんですが、ぶっちゃけあんまり無いんですよー。

まぁ、あるんですが僕が求めてる物ほどの物って少なくて。

それもそのはずなんです。商材を作ってるメーカーやディーラーとかは、多くの美容室で買って貰わないと意味が無いので、基本的に馬鹿高くしても売れないので、利益を考えた上で商材を考えて作るですよ。 

そんなら原料から仕入れて、自分で調合して組み合わせて、髪に良い物を作ってしまえばいいや!!ってなりまして、altemaでは、そういった意味で本当のオリジナルの商材なんです。

まぁだから一般的な美容室よりも高めなんですけどね…。

本当に髪の事を考えて作った物を、多くの人に届けたい。って事で、それらをメニュー化する時に分かりやすくする為に髪質改善って、メニュー化しました。

髪質改善ってワードは認知されて来てるし、ほんとに髪質を改善ですから(笑)

メニュー名が変わった訳

と、ここまで読んだ方はだから髪質改善推しなのはご理解頂けたかな?って思います。

それでメニューを変えた訳なんですが、

その前に過去のメニューがどんな感じでスタートして、どのように現在なってるかを先にお話ししたいと思います。

開業当初のメニューのラインナップは、

  • 髪質改善トリートメント
  • 髪質改善トリートメント+カラー
  • 質感縮毛矯正
  • 養毛ヘッドスパ

カットはオプションで各メニューにプラスでやる。

その後、養毛ヘッドスパが速攻で無くなり(誰も1回もやんなかったんで…。バレないうちにメニューから消し去りました(笑))その代わりに髪質改善perfectトリートメント+質感縮毛矯正という長ったらしい名前が出て来ます。

それでしばらく続けていたんですが途中から、

『他店との髪質改善と何が違うのか?』

って、別に誰からも指摘されてもいないのに、勝手に神のお告げみたいに突然メニュー表記で他店との差別化をしなきゃ!!って考えちゃったんですねー。

でもメニュー名で差別化しようと思っても、

なんかそんなのどこの美容室でもやってるし、みんな同じ事思ってるのに、よく分からないキラキラネーム見ないこと考えた結果被ってもカッコ悪いし、

とはいえ、浅はかな考えで付け焼き刃で考えちゃっただろうなぁーって、丸わかりなのもどうかと思い、結果…

  • Aコース(髪質改善トリートメント)
  • Bコース(髪質改善トリートメント+縮毛矯正)
  • Cコース(髪質改善トリートメント+縮毛矯正×2)
  • Dコース(髪質改善トリートメント+白髪抑制・黒髪再生ヘッドスパ)

これにオプションでカットとカラーは各コースに追加になる。

となります。(何がしたい?)

メニュー表記が変わってるだけで中身は一緒です。

なんかメニュー名って書くと長ったらしいし、差別化するならAコースとかにしちゃえば、なんだろ?って興味がでるし。

って考えたんですね。

まぁこれでも全然いいですが、たまにお客さんで

「Eコースで!!」

って、いや、無いから…

って、側から見たら分かりにくいんですよね。

美容室なのになんのお店だか分かんなくなっちゃうですよ。トリートメント屋なのか?ここは?みたいな。

美容室っていうカテゴリーからどんどんと外れていってる気がして。

トリートメント屋に見えちゃうとタピオカミルクティー店みたいな末路を辿りそうな感じがしてしまい(タピオカミルクティーは好きですよ)

美容室に戻そう!!って、思い立ったわけです。

本質的にはメニュー名はどうでも良い

という事で今のメニューはこうなってます。

髪質改善ヘアサイエンスというメニューラインナップで、(普通の髪質改善じゃないぞーー!!って事で後ろにヘアサイエンスってくっつけました)

  • トリートメントサイエンス
  • カラーサイエンス
  • 縮毛矯正サイエンス
  • ヘッドスパサイエンス

カットは最初からメニューに入ってるので、カットしない場合はその分引くという形です。

なので、金額はカット分上がってます。

これ、前回のAコースとかにしてみると、

  • トリートメントサイエンス(Aコースにカットが追加)
  • カラーサイエンス(Aコースにカットカラーが追加)
  • 縮毛矯正サイエンス(Bコースにカットが追加)
  • ヘッドスパサイエンス(Dコースにカットが追加)

はい、しれっとCコースは闇に葬りました。(正直、施術時がやたら長いのでし、内容よく分かんないし、お互いにしんどくなってしちゃうし…と言うことで)

これで一気に美容室感でませんか?美容室のメニューで揃えたし。

まぁ、これも今までの内容とか金額はなんら変わりません。

ここまでの無駄な一連の流れで分かった事があります。

本質的にはメニュー名が差別化じゃない

これです。

なんかモテない男が、「俺は他の男と違うんだぞー!!」って必死こいて叫んでるみたいな感じで、そりゃモテねーわ。ってなってました。

他店との違いって、本質的なことでいう差別化って、自分からじゃなくて他人が思うこと。

ここなんですよねー。

いやー、行き着くまで長かったです(笑)

でも、altemaは「本気で髪を綺麗にする」という美容室なので、トリートメント(髪質改善)推しには変わりません。

髪質改善って当初は認知も少なかったし、それだけで差別化でしたが、今は髪質改善っていってもカットやってます!!と変わんないですよねー。

髪質改善は髪質改善なんですけど、ちょっと違いを出すために(諦めない心)髪質改善ヘアサイエンスにして、美容室のメニューの後ろにサイエンスってつけちゃいました。

これで一生メニュー名は変えないつもりです(多分…)