当店にご来店されるお客様さんの中には、
「毎日髪を洗ってるのに痒い。」
という悩みを持った方がいらっしゃいます。
普通に考えればシャンプーをしているのに、
頭皮が痒いなんて考えられない・・・と思うかもしれません。
しかしながらこうした悩みを持っている場合の多くは、
頭皮が痒くなってしまう原因となる5つの行動を無意識でしている可能性が高いのです。
自分で気付かずその行動を続けていると、髪の毛の土壌である頭皮を傷め、
行き着く先には白髪や薄毛、細毛などの元気が失われた髪になります。
髪がキレイだと見た目年齢が5歳、10歳と若く見えることもよくあることですが、 逆にパサパサでツヤのない髪だと5歳老けて見られる可能性があります(涙)。
あなたはパサついてツヤのない髪に女性らしさや魅力を感じるでしょうか。
女性にとって「美」は切っても切り離されない永遠のテーマです。
いつまでも若くいたい、可愛くなりたい、キレイでいたい。
女性ならこうした願望を誰もが持っています。
当店のコンセプトは「本気で髪を綺麗にする」ことなので、
ぜひ今日の記事を参考に自宅でも取り組める美しい頭髪作りに取り組んでいただければ嬉しいです。
頭皮を傷めるコト①【熱湯で洗ってる】
これから時期に特に多いのですが、シャワーの温度が熱めという方は要注意です。
42℃とかだと少し熱めです。
頭皮と皮膚なので、熱いシャワーを使うと身体は乾燥しやすくなります。
頭皮も皮膚なので、あまりにもシャワーが熱いと頭皮が乾燥してしまいます。
すると、カサカサ頭皮になり痒みが出てしまい、余計に洗ったり爪をたてたりしてしまうので注意しましょう
温度は温めの38℃前後が丁度いい
熱いシャワーで洗うよりも38℃ぐらいの温めで頭皮を洗いましょう。
皮膚が乾燥する事なく、汚れも落ちる温度ですので熱すぎ冷たすぎないちょうど良い温度です。
冬場だと少し寒いかも知れませんが、その場合は先に湯船に使ってあったまってから、髪や身体を洗いましょう。
面倒くさいといってシャワーだけでお風呂を済ませないように、ちゃんと湯船には使って1日の疲れを取ることも大切です。
頭皮を傷めるコト2【洗浄力強いシャンプーで洗ってる
シャンプーって、泡立ちが良いとなんかいい感じがしませんか?
泡立ってるのが正義みたいな?
実は、泡立ちって髪の毛を摩擦から守ったりする役割があるのですが、頭皮に良いか?はまた別の話なんです。
泡立ちが良いシャンプーは、洗浄力が強い傾向にあるので、乾燥肌や敏感肌、髪がダメージして傷んでる場合はあまり向きません。
洗浄力の強いシャンプーの見分け方はこれだけみとけば大丈夫
シャンプーの容器の裏側に成分表記が書いてありますよね?
あれって、入ってる内容量が多い物順に並んでるってご存知ですか?
大体1番最初に書かれてるのが、水か精製水となってるはずです。
その次に(2番目)書いてあるのが、そのシャンプーの特徴的となる物になります。いわば洗浄成分になります。
そこに書かれてるのが、以下だった場合は洗浄力がわりかし強めの物になります。
- 石けん素地
- カリ石けん素地
- ラウリル硫酸Na
- ラウレス硫酸Na
- ラウレス硫酸アンモニウム
- オレフィン(c14-16)スルホン酸Na
これらは、敏感肌、乾燥肌、ダメージしてる髪には不向きな洗浄成分になりますのでシャンプー選びの参考にしてみて下さい。
頭皮を傷めるコト3【白髪を抜く】
これ、ホントにダメですからね。最悪禿げますから。
白髪を引っこ抜くと、その力で頭皮は炎症してしまいます。
毛を抜いた時に痒みが出ますよね?あれって頭皮が炎症してるからなんです。
頭皮が炎症をすると、抜いた毛だけが影響あるわけではなく、毛が生えていた毛穴から、半径数センチの頭皮は炎症します。
すると、他の毛穴にも抜いたのと同じように炎症してます。
それを何回も繰り返していくと、髪の毛は成長を途中で辞めた毛ばかりになってしまい、薄くなったり細くなったりする毛ばかりになってしまいます。
白髪は抜かずに根本から切ろう
抜くってことは、まだ本数が少ないから抜くという行為にはしるのですが、だったら根本ギリギリから切った方が全然良いです。
抜いても生えてくる毛は白髪なわけですし、抜く方がデメリットとして多いのはご説明した通りなんで、だったら切った方が良いですよね?
1〜2本だと染めるのが面倒くさいと感じるならば、切ってしまいましょう。
要らぬなら切ってしまえ白髪ちゃん。by信長
頭皮を傷めるコト4【頭洗わないで寝る】
単純に気持ち悪くないか?と思いますが、
面倒くさいが先行したり、朝セットするから髪の毛を朝洗うという効率を考えたり、
夜と朝洗うというマメな方も中にはいますが…洗いすぎです。
頭皮って皮膚なので、そのまんま寝てしまうと皮膚のターンオーバーが正常に行われなくなってしまうのです、
すると、酸化物がたまり頭皮が臭くなったり、フケがボロボロ出てきて頭皮環境が悪くなります。
頭は夜1回必ず洗いましょう
眠たい気持ちはすごい分かるのですが、メイクしたまま寝るような物なので…
それ繰り返してると肌荒れしますよね?頭皮も同じです。
その日の汚れはその日のうちにしっかりと落として、清潔な状態にして寝ましょう。
余談ですが、湯シャンとか流行ってますが、
あれは本当におばあちゃんとかの乾燥した頭皮なら意味わかりますが、普通の人が湯シャンやったらきたねーですからね。
頭皮の脂質のいらないものは湯シャンだけだと落としきれないのでシャンプーはしましょうね。
頭皮を傷めるコト5【乾かさないで寝る】
これも髪が短いは特にやりがちですね。なんかタオルで拭いていたらある程度乾くので、別にドライヤーしなくてもいいや!ってなりません??
本当にそれで乾くならいいですが、タオルだけだと不十分です。坊主でもドライヤーした方が良いです。
頭皮が湿ったまま寝ると、菌が繁殖してしまいます。部屋干しの生乾きみたいな状態になるので、
オッサンのランニングシャツみたいな匂いが頭皮からしてしまいます(笑)
最悪、髪の毛よりも頭皮を優先的にしっかりと乾かす。
髪の毛を乾かさないで寝ると傷むというのは、色んな美容室で口を酸っぱく言われてることなんで、あえてここでは言いませんが、頭皮は必ず乾かしましょう。
濡れたままにはしないようにしましょう。
頭皮も自然乾燥すると、乾燥します。
顔なら洗顔後に化粧水や乳液をつけたり出来ますが、頭皮ってあまりやらないですよね?
なので、しっかりと乾かすって事は頭皮を乾燥させない事に繋がる非常に大切な事なんです。
まとめ
いかがでしょうか。
あなたも上記の頭皮を傷める行動を無意識にしていませんか。
もしくはそれが「正しいケア」だと思い込んでいませんか。
美容師は専門学校やお客様への施術を介して、
髪に関する専門知識を学んでいます。
しかしながら美容師以外の方は学校教育でも日常生活でも、
こうした頭皮の専門知識を学ぶ機会がほとんどないので
正しいことが分からない(知らない)のが現状です。
その無知があなた自身の頭皮を傷めることに発展し、白髪や薄毛に悩んだ時にどうしたらいいのか分からないという事になります。
そう考えると知らないことは危険なことでもあるのです。
当店では施術の前にお客様へ徹底的にカウンセリングをして、
今の髪の状態や頭皮の悩み、正しいヘアケア方法まで余すことなく
丁寧にすべてをご説明させていただいております。
何故すべてを説明するかと言えばお客様が美容室に訪れた当日だけでなく、
翌日以降もずっとキレイな髪を保っていただきたいからに他なりません。
そのためには自分自身の頭皮の状態を理解すること、
そして日々の正しいヘアケア方法をお伝えすることが、
キレイな頭皮や髪の状態を長く維持し続けることだと信じているからです。
当店はそこまで徹底してお客様へ丁寧にカウンセリングをするので、
一般的な美容室と比較すると1人あたりに対しての施術時間が長くなります。
ただそれはすべてお客様の「髪をキレイにする」という信念があるからこそであり、
施術時間が長くてもお客様にご納得いただいた上でご来店してくださいます。
当店は1日限定3名様、完全予約制で営業しております。
もしあなたが頭皮や髪の傷みが気になる、
もっと髪をキレイにしたいということであれば
ぜひお問い合わせフォーム、もしくはお電話にてご予約ください。
おかげさまで最近はご新規様の予約が取りづらくなっている状況のため、
お早めにご連絡いただければと思います。
それでは、宜しくお願いいたします。