暑くなったり、寒くなったり、かと思えばまた暑くなったりと
季節の変わり目で、昼と夜とで気温差があるので、半袖に何か羽織る物を持ち歩く今日この頃です。
日中、暑いから半袖で過ごし、夜はカーディガンなどを着出るのですが、ズボンはスウェット。たまに靴はサンダル。
てな感じで、まとまりのない服をきています。
普段の着こなしなら、日によって変えたり、気分によって変えたりも出来ますが、
髪の毛は一度施術をすると、その履歴が残るので、その時の気分や、先の事を考えずにやってしまうと、髪の毛が傷むだけでなく、やりたい施術が出来なくなったりします。
と言う事で、今回はこんなよくある事例を紹介したいと思います。
色々やり過ぎて、ダメージが所々違ってしまった事例。
まずは、ビフォーをご覧ください。
このような感じです。
カラーもしたいし、縮毛矯正もしたい、パーマもやりたいっと言ったケースなんですが、皆さんも経験はあるのではないでしょうか?
別にやる分には全然いいと思いますし、それで髪の毛が綺麗なるなら、むしろガンガンやった方が良いと思います。
ところが、今回ご紹介する方のお悩みが
・髪がパサついてはねてしまし、まとまりが悪くなって来た。
・髪にハリコシがなくなってきた
・艶がなくなって来た
・ダメージが気になる
というものでした。
以上のようなお悩み常にあり、どうしたら改善するのだろう?と、色々と美容室で施術をしてしまったのだとか。
もともと髪質は猫っ毛で、年齢を重ねる毎に、なんだか髪が柔らかくなって来た気がして来たので、美容室でアドバイスを貰い、ボリュームを出す為に、少し前にパーマを毛先にしたのだとか。
そして、何故か毛先にパーマをされたというのだから、根本からフンワリするどころか、毛先が跳ねたり膨らんだりして、収まりが悪くなったのだとか。
そこから、髪の毛の表面の広がりが気になり、髪の毛の表面だけ縮毛矯正をしたのだとか。
さらに、2〜3ヶ月前ににヘアカラーで、ホイルを使い、全体的に立体感を出すため、ウィービングと言って、俗にいうメッシュのようなやり方で根本から毛先まで、全体的に入れてあります。
しかも、メッシュは定期的に常にメッシュ…
って事は、根本から毛先までかなりダメージが混同していると言う事になります…。
改善点として
もう表面の縮毛矯正は、一時的な解決策にしかならず、ワンシーズン持てば良いぐらいの物なので、
結局はそれが原因で、アホ毛は増えるし、パサつく事になります。
なので、抑えるのではなく、余計な事をやめることで髪の毛そのもをケアして、アホ毛を伸ばしていき、治していく方向で、
まずは、縮毛矯正を見直しましょう。
フンワリさせるのに、パーマは有効ですが、根本からやるわけでは無いので、結局は毛先にかかってしまうので、ブローなどをしない限り、ふんわりはしないので、パーマは動きを出すのは良いですが、根元の立ち上がりをするなら、定期的にしていくのはNG
髪にハリコシや立ち上がりをつけたいのであれば、定期的にやるならヘッドスパで頭皮環境を改善していく必要があり、土壌を整えましょう。
頭皮がつっぱってしまうことで、分け目が目立ってしまったり、頭皮が硬くなり、毛が細くなってしまうので、定期的なヘッドスパや頭皮ケアはとても有効です。
そして、髪質改善トリートメントで、外から栄養分をいれ、髪の毛の損傷してしまって空洞化してしまったところに、再度結合を増やしていき、人工的に穴埋めをしていく事で、
髪は艶とハリコシが出て来ます。
アフター
仕上げは真っ直ぐになってますが、
仕上がりで髪の毛を酸化促進するために、ストレートアイロンの熱を使って施術をするため、仕上げは真っ直ぐになってしまいます。※(濡らせばパーマはでます)
いかがでしょうか?
髪に艶が出たのが、お分かり頂けるでしょうか?
パサつく毛先など、まとまりが出たので、パーマを出しても、同じ方向で髪がまとまるようになってます。
今回のケースは、ホイルワークでのカラーと、表面の縮毛矯正。毛先のパーマと、同じ髪の毛でも場所によってダメージの度合いが違ってました。
通常、髪の毛は履歴が残るので、毛先の方がダメージが進行してしまうのですが、
カラーのホイルワーク(メッシュ)で染めると、根本と毛先は同じように明るくなるため、根本でもダメージはあります。
そして表面だけ縮毛矯正だと、表面だけダメージレベルが上がってしまい、表面の方をしっかりとケアすると髪の毛が重くなってしまい、
もれなく、ペタッん子の誕生となってしまいます(笑)
毛先のパーマも残す方向でしたので、取らないように施術をさせて頂きました。(仕上がりはヘアアイロンの熱で酸化促進したので、真っ直ぐになってますが)
縮毛矯正して、カラーして、パーマした髪の毛の同時ケアをする時は、カウンセリングで施術履歴をしっかりと確認した上で、髪の毛の部分によってやり方や薬剤を変更させて頂きました。
髪の毛のダメージが混合してしまった方は、是非とも参考にしてみて下さい。