加齢に伴う髪のうねりを改善事例

「昔は直毛だったのに、年々髪の毛がうねるようになって来た…」

このようなお悩みでご来店される方が、実は非常に多いです。

昔は直毛だったのに、加齢によって髪の毛がうねるようになってきた。

ようはくせ毛になった。って事なんですが、実はこれ皮膚が下がるから起こる現象でなんです。

皮膚が垂れ下がる事でくせ毛になる

人間は1枚の皮で覆われてるので、1番天辺が頭頂部になり、1番下が足の裏になります。

そんで、加齢とともに皮膚が下がるので、頭頂部がつっぱり分け目が目立つようになります。

加齢によって分け目が目立ったり、アホ毛が増えたり、頭皮が硬くなるのは、皮膚が下がる事が1つの原因になります。

頭は丸いので、後頭部に頭皮の垂れ下がった皮膚がたまりやすく、

その結果として毛穴の形状が変わる為、クセが出てきてしまうという事。

なので、昔は直毛で歳取ったらクセ毛の方の多くは、後頭部付近が最もクセが強く、表面や頭頂部ら辺はクセはほんの少しのケースが多いです。

写真ではこんな感じです。

そこまでクセ毛ではないですが、後頭部がクセで膨らんでしまって、まとまりがつかなくなっています。

これでは、せっかくのショートボブが台無しです。

今すぐの改善方法

今すぐの改善策としては、縮毛矯正をしました。

まぁ、クセを生かすというわけでは無いので、縮毛矯正一択なのですが…

髪の毛が短いと縮毛矯正を全体的にかけてしまうと、もれなくヘルメット教団に入信することになりますので、

↓↓↓(※そん時の記事)

縮毛矯正はロング一択。ショートやボブが失敗する訳とは?

今回のケースは、後頭部のクセが強いところはしっかりと縮毛矯正をかけて、表面などは中間部から緩くしかかけないようにしました。

そうする事で、自然な丸みがでて、収まりの良いショートボブになるからです。

施術

ジャーン!

と、綺麗に収まりよく縮毛矯正が出来ました。

頭の丸みに沿って髪が落ちて来て、自然な丸みが乾かしただけで出来ます。

癖が強い後頭部に強い縮毛矯正を根本から、表面は中間部から緩い縮毛矯正を。

薬剤や、施術工程を変えて全体的なまとまりや艶を出す縮毛矯正の完成です。

横から見るとこんな感じ。

ちなみに施術前の横の写真はこんな感じです。

カットは、鎖骨の下まで髪の毛を伸ばしていきたいとのことで、一切しておりません。

よく、髪の毛を伸ばしてる途中で、重たくなってくるから軽くしましょう!って、言って伸ばしてるのに軽くする方がいますが、今すぐやめましょう。

結局は髪の毛は根本から伸びてくるので、

根本だけモリモリしてしまい、毛先スカスカで伸びます。

髪の毛は長さと重さは比例するので、長くしたいけど軽くしたいなんて事は、限度があります。

スカスカのクラゲみたいな髪の毛になるので、

量が多かろうが、暑かろうが、髪の毛を一旦伸ばす!と決めたのなら、伸すために髪の毛を軽くする!っていうのは辞めましょう!

伸び切ってから軽くすればいいのです。

それまでは毛先を整える程度のカットを心がけて、

「軽くしましょうか?」なんて美容師に言われたら、

「今伸ばしてるので余計なことはしなくて大丈夫です。」

って、一蹴しましょう。

将来的な改善方法

昔は直毛で、加齢と共にクセ毛になってしまったのなら、皮膚を伸ばしてあげるようにヘッドスパや頭皮環境を整えることで、クセはある程度まで緩和されます。

完全に治るか?と言われるとかなり怪しいですが、皮膚が垂れ下がってクセになったのなら、皮膚を元の状態に近いところまで戻せばクセは緩くなります。

継続的なヘッドスパや、髪の毛を洗う時に、ただ頭皮を擦り洗いするのではなく、

耳上の皮膚を頭頂部にかけて引き上げるように洗うと効果的に皮膚をひきあげることになり、皮膚とアップや、後頭部のたるみを改善していきます。

力一杯やる必要はなく、毎日コツコツとやり、それが当たり前になるようにするのがコツです。

365日続けていくことで、それが頭皮を引き上げるクセになり、後頭部のうねりなどは改善していきます。

外的な髪の毛のうねりやパサつきは、縮毛矯正やトリートメントで改善はできますが、

頭皮の土壌を整える事で、クセが完璧に治らなくも、少し緩くする事で、縮毛矯正の薬剤を優しいものに変えることが出来たり、縮毛矯正の頻度を大幅に減らすことができ、結果として髪の毛を労ることが出来ます。

加齢に伴い髪質が変わってしまった方は、先ずはご自宅で簡単に出来ることからコツコツと継続してみましょう。