皆さんはご存知ですか?
髪の毛は明るく染めようとすると、それなりにパワーが必要なので、髪の毛に負担が大きくなるってことを…
ブリーチという脱色する物を使うと、どんなにダメージが少ないですよ。って言っても通常のカラーよりダメージはあります。
ヘアカラーによる薬剤のダメージは、髪の毛ばかりに気が行きがちですが、根本に薬剤がつく場合は、実は頭皮にも負担はかかります。
それなりにパワーのある薬剤を使う場合、頭皮が乾燥してしまったり、最悪の場合は被れます。
「頭皮は強いので大丈夫です。」
よく聞くセリフですが、それは薬剤による頭皮への刺激があるか?ないか?ってだけなんで、本来は大丈夫では無いです。
実際に、頭皮に刺激がなくても、頻繁にカラーを繰り返す場合、特に白髪染めやハイトーンの場合は、頭皮が乾燥しやすくなります。
カラーによる活性酸素も発生する為、頭皮が老化促進してしまいます。
※ヘアカラーによる活性酸素の発生について、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
【白髪染めをすると白髪が増える?毛が減る?】知らないと怖い!カラーが髪の毛や頭皮に与える影響。
頻度が少ないとそこまで気づきにくいですが、少しずつですが、頭皮に蓄積されていきます。
それを都度除去したり、頭皮に優しいカラー剤などを使わないと、髪のダメージはもちろんですが、将来的に髪の毛の分け目が目立ったり、薄くなり傾向があります。
そんな理由から、当店では脱色力の強いブリーチ施術はしていませんし、活性酸素を出さないカラーなども使用しています。
してないですけど、カラーで明るくなるレベルのカラーはしてます。
通常のヘアカラーで、当店の髪質改善メニューを同時に施術すると、
カラーによるダメージを軽減しながら、栄養分を髪に入れる事で、明るめのカラーでも艶が出て、髪の毛がサラサラになります。
今回はその施術例です。
ビフォー
髪の毛に関しては、当店でトリートメントをさせて貰ってるので、これだけのロングヘアーなのに綺麗です。
なかなかロングをキープするだけでも大変なのに、ここまで綺麗だと、ホームケアもきちんと正しい方法でしてるんだと確信出来ます。
前回施術から2ヶ月が経過し、髪の毛の色が抜けてしまったので、メンテナンスとして、カラーとAコースの髪質改善トリートメントを施術する事に。
素材データ
- 髪質 細い
- 毛量 普通
- ダメージ 毛先が絡まる
- 施術履歴 2ヶ月前に縮毛矯正
カラーの要望としては、
「暗くしたく無いけど、褪色してしまったので、今よりも濃く見えるように色を入れたい。色味はなんでも良い」
という要望でした。
髪の毛を見てわかる通り、色が抜けてしまっていてオレンジ色に見えてしまってます。
オレンジ系の色が好きならこのままでも良いのですが、赤茶けてしまって、褪色した髪の毛の色が好きな変態さんっていないので、このオレンジ身を消すことに。
濃くしたいけど、トーンは下げずにオレンジ身を消したいとの事だったので、暖色系よりも、アッシュやマットよりの寒色系で染める事に決まりました。
アフター
いかがでしょうか?
赤茶けてしまって、完全にオレンジになっていた髪の毛が、綺麗な寒色系の色になりました。
もちろん色味は入ったけど、トーンは変えてません。(色味だけ入れても、褪色してるところに色が入るとどうしても見える色は暗くなりますけどね)
色味としては、アッシュ系とマット系の2色を使い、混ぜ和合わせる事で、オリーブ系の色にしました。
赤みもあるし、オレンジにもなってしまってるので、反対色のブルーやマットを使う事で、赤みやオレンジを打ち消してくれます。
髪質改善の同時施術と、カラー剤のアンチエイジングカラーで、頭皮を労りながら髪にカラーと同時に栄養素を入れる事で、パサついていた毛先も艶が出て綺麗にまとまるようになりました。
ブリーチを使わないカラーだけだと、どうしても明るさに限度がありますが、
1回施術だけで考えずに、下地を作った上で染める。
そうやって培って行く事で、日本人の元々ある黒髪でもブリーチを使わずに、求めてる明るさや色味も近く実現できます。
明る目のカラーを楽しみたいけど、ダメージさせたく無い方。
是非参考にしてみてください。