髪の毛を不必要に傷ませないカラーの染め方はこうっ!!

カラーの施術でよく行われる【リタッチ】っていうやり方をみなさんご存知でしょうか?

伸びてきたところだけを染める方法をリタッチって呼ぶのですが、リタッチを上手く使う事で、カラーによる髪のダメージを必要最低限に抑える方法があります。

リタッチという染め方は、白髪染めに多く使われるのが一般的ですね。

白髪染めって、染める頻度が基本的には早く、伸びてくると根元が白く目立つますよね?

少しでも白髪が伸びると気になるので、基本的に白髪染めを月に1回以上染める方の多くは、根本だけを染めるのでないでしょうか?

リタッチって、実は髪の毛のダメージを抑える上ではかなり重要なやり方なんです。

髪の毛のダメージは蓄積型

髪の毛はカラーやパーマをすると必ず傷みます。

どういう風に傷むのか?というと、

髪の毛は生えてきた所を100%の健康な状態だとします。

そこからカラーやパーマなど何か施術をすると、どんどんと100%の状態から減っていきます。

健康毛(100%)→カラー(-10)=染めた毛(90%)

みたいなもんだと思って下さい。

根本2〜3センチのみを常に染めていけば、毎回新しく伸びてきた箇所なんで、

ズゥーと毛髪は90%のままを維持できます。

先程の公式の、

健康毛(100%)→カラー(-10)=染めた毛(90%)

が根元だけでやっていると思って下さいね。

ですが、毎回毎回毛先までぜんぶ染めてしまうとこうなります。

絵が汚いのはスルーしてくださいね(笑)

写真の左側が根元で、右側が毛先です。

毛先の方がダメージが蓄積されていってしまい、毛先にかけて傷んでしまうという現象になります。

これがダメージが毛先の方が強いという状態です。

染める頻度が多い時は、染めるのは根本(リタッチ)だけにする

でも、途中からカラーをリタッチのみに切り替えていくと…

↓ ↓ ↓

根本90ダメージとその前の根元だった部分が90ダメージのまま伸びていきます。

絵が汚くて見づらいですが、

90・90・80・70・60・50

と書いてあります(笑)

どんどん根元が伸びていきますので、定期的に根元のみを染めて(リタッチ)毛先は伸びてきたら切り揃える程度に切っていくのを1ヶ月おきにやると仮定してください。

すると…

そのまた1ヶ月後

↓↓↓

おやおや?

さらにそのまた1ヶ月後

というように、最終的にリタッチカラーを数回繰り返すだけで、トータル90%の状態の毛髪に次第に変わっていきます。

これだけでもう効果のないトリートメントとか、無駄にやらなくて良くなります(笑)

どのくらいで髪の毛が良くなるか?は、髪の毛の長さやダメージ度合いによって変わってきますが、リタッチを常に繰り返す事で、髪の毛のダメージは毛先まで均一になります。

ダメージが均一になると、例えばパーマなどの施術が容易になり、部分的に傷む事やかかりが悪いなんて事はなくなります。

カウンセリングでやたらと、

「いつに〇〇したんですか?」

って、しつこく細かく聞かれなくなります(笑)

毛先まで染める時は、根本と同じ薬で染めない!!

毎回毎回根本のみ染める事で、毛先までダメージが均一になるという事は分かって頂けたかと思います。

ですが、カラーは褪色して来るので、毎回リタッチだけだと毛先が明るくなって来てしまうと思われがちですが…

常に同じ色で染めていけば、体色してもある一定の明るさで止まるんです!!

毎回リタッチなら、体色しても毛先はある程度の明るさまでしか明るくなりません。

だっていつも同じ色で染めるからです。

「毛先が明るくなって来たから毛先まで染める!!」

前回根本だけだったから、今回は毛先まで染める!

など、無計画にやると必ず毛先は傷みます。

褪色した髪の毛は全体に染める事で、確かに綺麗になります。

ですが、ここで注意が必要です。

カラーは性質上、染める時に脱色をします。

それから染料を入れるので、毛先にいくにつれて明るくなっていってしまうのです。

毛先を染めるときは根元と同じ薬で一気に毛先まで染めてはいけません!!

必ず毛先と根本は薬は分けましょう。

明るくなって来た毛先は脱色の力は限りなく少なくしたカラー剤を、根元は通常通りのカラー剤。

と、このように髪の毛の中でも、分けて染める事で、ダメージを最小限に抑えることが出来るのです。

まとめ

「時間ないからリタッチで!!」

って、何気なく言っていた方も、実は髪の毛が不必要に傷まないことをやっていたのです!!

これからは特に白髪染めの方は注意して頂きたい!!

白髪染めはこまめに染める方が大半だと思うのですが、必ずリタッチでいきましょう。

必ずです。

「明るくなって来たので毛先まで伸ばしておきますね〜♪」

なんていう美容師がいたらつれて来て下さい。(嘘、冗談です)

退色して来た毛先と、伸びて来た根元は必ず薬を分けて染めて貰いましょう。