もう肌に優しいだけじゃない。ダメージ毛、ハリコシだすなら【ヘナ?】

皆さん【ヘナ】ってご存知ですか?

昔からあるのですが、カラーリングの染粉の種類でして、葉っぱを粉末にして染める粉の事なのです。

粉です。

怪しい粉ではありませんし、気持ちよくはなりません。

ヘナは植物の一種で、古来から薬草として親しまれたハーブです。ヘナを髪に塗ると有効成分が髪のダメージ部分に吸着して髪をすべすべにしたり、消臭効果、皮膚病予防や止血、頭皮の炎症を抑えたり毒素を排出したりとデトックス効果もあります。

と、色んな効果があるのですが、

僕の認識としては、通常のカラーでは頭皮が荒れてしまうジアミンアレルギーの方が、白髪染めで使うオーガニック的な天然とか植物性の物だと思ってました。

大体の人がそうだと思うのですが、

実は髪質改善において、ヘナって髪の毛に結構良いかもって知ってました?

髪をしっかりとしてくれるヘナ

白髪染めでジアミンアレルギーがある人に。

という場合によく使われるヘナ。

実はダメージ毛にとっても効果的。

髪の毛は傷むと穴ぼこか出来るのです。これをダメージホールと呼びます。(そのまんま)

その穴ぼこに実は【ヘナ】って詰まる事が出来るんですよー。

すると、結果としてダメージの穴埋めをしてくれる役割になり、ダメージで凸凹した髪の毛の表面がなだらかになるのです。ワォ〜オ!!

車とかぶつけて、凹んだ部分にパテで穴埋めしたような感じ。

そう、ヘナはパテ。

ヘナはパテなんて言ったら怒られそうですが、ダメージが酷く、毛が切れやすい状態ですとヘナを繰り返して染めると、どんどん穴ぼこに詰まるのでおかげで毛がしっかりとします。

物凄く軟毛で、猫っ毛でぺたんこになりやすい。

量が極端に少ない人ほどヘナはオススメ。

ヘナの良いところばかり話しましたが、実は物事にはデメリットも存在します。

そう、物事には表と裏が必ず存在するのだ(笑)

毛を硬くしてしまうヘナ

ヘナは粉をお湯で溶かして塗るのですが、白髪しか染まらないのが特徴でして、色もそこまで選べません。

大体がブラウンかイエロー

白髪染め自体がそもそも色味をそこまで楽しめないのでブラウン一色でもいいのですが、白髪しか染まらないのが良くも悪くもヘナって感じ。

マニキュアみたいな物です。

全部白髪なら良いのですが、大体がマダラに白髪があるので、染めるとメッシュみたいになります。

白髪の多いところや少ないところで、色の入りが濃くなったり薄くなったりもしちゃいます。

しかも塗りにくい。

ヘナを初めて塗布した時は、泥を塗ったくってる感じでした。

しかも塗ってる間にドンドン乾いてくるので毛が浮きやすく、白髪を染めようとたくさん塗布するので重くなります。

白髪って薬液が髪にのってないと染まらないんですよ。

そして、最大の特徴はヘナを繰り返すことで、髪の毛が強くなる為、髪質によっては硬くなりゴワつく。

剛毛、多毛の場合はヘナをすると硬くなりやすいので、傷んで無いのにゴワゴワします。

ヘナで染めてある髪の毛↑

基本的には色は大体こんな感じになります。

そして、このヘナ毛を髪質改善するとかなり良くなるのですよ。奥さん…。硬くなった髪を柔らかくするのは髪質改善が有効。

ヘナでダメージ部分をパテして、強くなって硬くなった毛を柔らかさを出しつつ髪質改善と縮毛矯正をしました。

当店では【質感縮毛】と呼びます。

素材データ

ヘナしてるからなのか、癖毛が気になるとかで毎日200℃のアイロンで前髪の癖伸ばしたり、コテで巻いてるのだとか。

髪の毛を確認したところ、ヘナでゴワつくのか、アイロンのダメージでゴワつくのか分かりませんが、

毎日そんな高温で髪の毛をスタイリングやっていら、キューティクルが耐えられなくて、普通なら毛は死にます。

ですが…

流石ヘナ!!

ダメージは目に見えて来ないレベルで大丈夫でした。

「柔らかさが欲しく、癖を伸ばしたい!!」

ヘナ毛で癖毛って毛が硬く、癖もかなり根気よくやらないと全然伸びないんですよねー。パテってるので。

after

ところがどっこい!!

こんなにも柔らかい状態に変わりました!!

写真はブレブレですが、髪の毛は真っ直ぐです。

そして、しなやかさと念願の柔らかさが!!念願

当店ではヘナはやってませんが、ヘナやってて毛がごわつく方は、保湿を中心にヘアケアをしてあげると高確率で毛が柔らかくなります。

しかもパテしてるから、毛も傷みにくいし体力も出ます。

ヘナ、色味や放置時間が長いなどデメリットもありますが、メリットも多いので、

ブリーチしたりデジパーしたり、矯正したりを繰り返し髪の毛がヘナヘナ(笑)になってる方はヘナオススメです。