最近、雑誌やポータブルサイト、snsでよく見かける
【このカラーはブリーチを使ってません】
的な表現をしているカラーリング
例えば、こんな髪の毛の色をしたモデルさん
例えばなので髪の毛の色は極端なものにしました。
こういう色でもブリーチをしていないのを推してるのだと思うのですが(これはめっちゃブリーチしてます。明らかにしてます)
ブリーチ使ってませんって書いてあったら、そりゃ信じますよね?
僕も最初、「え?まじで!?」
って、普通に思いましたよ。お客様の携帯電話取り上げてマジマジ見てしまいました。
冷静になって考えると、
「あ〜、なるほどそういうことか!!」
思いました。
ブリーチしないでも、ふつうにみんな出来ると思ったら大間違い!!
確かにブリーチしなくても出来ます。(した方が話早いけど)
ただし条件が揃わないと厳しです。
その条件とは後ほど書きますが、その前に、みなさんブリーチするのを嫌がりますよね?僕も大っ嫌いです(笑)
なんか傷むし、色抜け激しいし、一回で求める色まで抜けないし、パサつくし、きたねーし。
ですが、ブリーチの使い方によっては傷むのを極力避けながらブリーチを楽しめるのです。
ブリーチがダメージすると思うのは間違い
そもそもなのですが、皆さんはブリーチはダメージが強くて傷むと思い込んでると思うのです。
確かにダメージは通常のカラーリングに比べたら強いです。
ですが使い方次第です。
頻繁にカラーリングをする方で、毎回毛先まで染める方と、
全然カラーしないけど一回だけブリーチしたことがある髪
と2通りあったら後者の方が傷んでないです。
ブリーチは使い方次第で傷みが激しくもなるし、最小限で済む場合もあります。
でも僕は使わないです。
面倒くさいし、髪の毛を傷ませたくないのでブリーチは基本的に嫌いです。
ブリーチをやらないと出せない色もあるので、必要な物だと思いますが、リスクが高い方が多いので、ブリーチを使わないといけない場合は断ってます。
オッサンなんで、ブリーチとかもう良いかな?って。
僕がやるわけじゃないので、言うのもあれなんですが、僕らの世代は高校生ぐらいの時に一回やるんですよね?
なので、その時代にはスーパーサイヤ人みたいな奴らが街中にゴロゴロいたので、みんなサイヤ人一族みたいになってました。
みんな全然似合ってないんですよね。これがまた。眉毛が黒いから(笑)高校生が調子こいてやるもんなんでクオリティーが低いんですよ。
ブリーチ使ってませんという表現辞めません
使ってないならないで良いんですが、いちいち言うことか?って思うのですが、必要なことなのでしょうか?
ブリーチ使ってないんだぜ!!このカラーは!!どうだい!?凄いだろ!!
って事なんでしょうけど、なんならどうやってやったのか?を書いといてくれ。
その時の髪の毛の状態やらレシピやらを書かないと分かんねーぞ。と。
そう言った物を見て、平気で出来ると思う方が多いのも事実です。
「ブリーチしなくてもこの色になるんだ?」
って。そりゃ思うわ。
ブリーチ使ってないから何やねん!!
って、僕は思うのですが、
世間はブリーチ使ってないから傷まない!!って勘違いしております。
または、簡単に出来ると思ってます。
ので、ブリーチ使わなくてこの色になるには、ウンタラカンタラって続けてください。
ブリーチ使わないことが凄いのではなく、ブリーチ使っても髪の毛に、負担が少なく、同じような仕上がりになるならブリーチ使っても良くない??
ブリーチ使ってませんより、ブリーチ使ってこんだけ傷まなくて綺麗な色が入りまして、色持ちも良くなりました。
の方が凄くなくない??
まぁ、僕はブリーチやりませんがね(笑)
条件が厳しく、髪質、髪の毛の状態による
ようやく、どうやって表現してるのか?をお話ししたいと思います。
あくまで僕が体験して来たことをもとに考えてるので、違うかもしれませんが、
ブリーチしてません。は最早、白髪を染める時に「白髪染め使ってません」って、言っちゃってるくらいトンチンカンなことだと僕は思いますので。
(白髪染めたら白髪染めだわアンポン〇〇)
ブリーチしなくても出来ますの条件は以下の通りです。
髪の毛の染める前の色がもともと明るくて、何回かカラーを繰り返しており、明るさがカラーで言うところの12トーンぐらいから染める
ブリーチパウダーではないがライトナーというカラー剤を使ってる
もともとの毛質が細くて、地毛も明るい
過去にブリーチした履歴のある髪の毛
などなどです。
髪の毛の染める前の色がもともと明るくて、何回かカラーを繰り返しており、明るさがカラーで言うところの12トーンぐらいから染める
カラーの染料を入れる前の状態、土台が何回もカラーをしてあり色が抜けてめっちゃめちゃ明るくて、かつ赤味が少なくてどっちかというと抜けた時に黄色になる人
このような方はブリーチしなくても、写真のようなカラーは出来ます。一回で。
土台が明るいか?暗いか?
で同じ色を使って染めても同じような色にはなりません。
黒い画用紙に色を塗るのと白い画用紙に色を塗るのとだと、同じ色で塗っても色違いますよね?
ブリーチパウダーではないがライトナーというカラー剤を使ってる
ブリーチって、染料は入ってなく髪の毛の色素をぶっこ抜く(脱色)だけのものになるのですが、基本的にはパウダー状です。
カラーは通常、歯磨き粉みたいな入れ物に入ってるのですが染料がはいってます。それを脱色させながら使う事で色が入るのです。
ブリーチほど脱色しないので、明るくするだけに比べると色は大体10〜12トーンで落ち着きます。
ライトナーはその間って感じです。
色を抜くだけなので色味はつかないのですが、チューブ状でして、ブリーチほど脱色力はありません。
基本的に他のカラーと混ぜる使う事で、色味を入れつつ、11〜13トーンになります。
もともとの毛質が細くて、地毛も明るい
これは、地毛が明るい人と暗い人が同じカラーのレシピで染めても同じ色にならず、明るくなりやすい毛質であれば明るくなりますし、
地毛が黒い場合は、黒い色素が邪魔するので、赤茶けしやすく、色が暗くなりやすいです。
過去にブリーチした履歴のある髪の毛
そのカラーはブリーチしてないかも知れませんが、過去に1回でもした事があれば、カラーをする上で、色の入り方が変わってきます。
それでもカラーに関してはブリーチを使ってないですと言っても嘘ではないですよね?
そもそも写真ですよ
モデルの髪の毛の色などは、外で撮影した物であれば影で色が変わります。
加工も簡単に出来ますよね?
マットみたいに。
ブリーチしていなくても、髪色が明るくなるにはホトショップで弄りまくればなります。
「このカラーはブリーチを使ってません」
というのを鵜呑みにしてはいけません。
カラーのみでも出来ますが、何回も染めたりしてやっと出来るようなものです。
ゴリゴリのバージン毛で漆黒の闇めたいな海苔色してる剛毛(特定の人を避難してるわけではありません)を1発でブリーチしてないカラー出来んと思うのです。
ってか、条件悪すぎて無理。
カラーの色味は積み重ねていくもの
これに尽きるのですが、真っ黒のバージン毛から、ブリーチ使わずに一回でやれ!!と言われたら物理的に無理です。
最終的になれればいいので、根気がいります。
カラーは色味が抜けてから考えて行く方がいますが、何回も何回も同じ色味でやってりして、つまむ重ねて行く事で、色が鮮やかになったり、深みが増したりするものです。
ゴリゴリ※以下省略 を10回カラーして、写真のようになりました。ブリーチしておりません。
なのです。
こう言うこと言うと、「私、もう何十回とカラーしてるけど一向にならないわよ」
っと言うマダムもいます。
皆さんよくやるのが、カラーが抜けて明るくなってから染め直す。
だいたいこれで染め直しますよね?
ですが、カラーは色味を表現するなら、間髪いれずに染め直し、同じ色でも重ねて行くことで深みや鮮やかさが表現出来るのです。
ミルフィーユみたいに重ねて行くのです。
まとめますと、
ブリーチしなくても出来ます。を一回のカラーで出来ますと思うと失敗します。
もしそのようなカラーをしたい場合、事前カウンセリングでしっかりと確認したのち、ご自身の髪の毛の条件が整ってるのか?美容師さんに確認しましょう。
「本当に一回で出来るのか?何回かやらないとか無いよね?」
って。これでだいたいちゃんと説明してくれるはずです(笑)