明るくなった髪の毛を黒く染める時は

ちらほらと気になっているものの、なんかカラーとか10年以上やってないので何となく染めるのが面倒で、
白髪とか伸び放題の自分の髪は無頓着な美容師です。

 

白髪染めとおしゃれ染めの違い


ミディアムヘアの女性

よく誤解されやすいのが、
白髪染めは白髪染め、おしゃれ染め(普通のカラー)はおしゃれ染めの薬剤を使ってる!!

って、思う方が多いのですが、
ぶっちゃけ同じ薬です!!

【白いものを染めるのか?黒いものを染めるのか?】

の違いです。

同じ薬を使っても下地が違うと色の出方が違うという事なんですが、
画用紙で例えると分かりやすいかも。

白い画用紙に絵を描くのと黒い画用紙に絵を描くのとでは色の出方が違いますよね??

そんな感じです。

では、何故分けて考えるのか?

だいたいカラー剤を1〜10までの明るさがあるとすると(厳密にはもっと細かい)
数字が多くなるほど明るくなっていくとすると、白髪を染めようとすると暗くしなくて行けなくてなるので、(元々の下地が白い色で明るいから)白髪が染まる明るさが5から下になるのです。

5.4.3.2.1

1とかだと漆黒の闇みたいになります。

逆に真っ黒を明るくしようとすると6から上の色じゃないと明るくならないのです。

6.7.8.9.10

10は金髪一歩手前みたいな色になります。

以上のことを踏まえていくと、

白髪を染めようとした時に、明るく白髪を染めたい!!
ってなると、6から上だと色が浮いて染まりが悪くなります。
(真っ白で黒い髪の毛がなければ染められたりもしますが、細かくなってくるのでここでは割愛します。)

なので、5から下の色を使って染めなくてはいけなくなります。

しっかり染めようと思えば3.2.1とか、
少し明るくしようと思えば4.5とか、

なので、白髪を染めようとすると明るさは限定されていきます。

5から下の色だと、美容院に行ってカラーをする時に明るさの表みたいな物を見せられた経験がある方は分かるかも知れませんが、5から下の色だと暗くて色味とか大体同じに見えます。

なので、白髪を染めようとした時に、アッシュ系にとかイエロー系とかにしても全然違いが分からないと思います。

美容室側も白髪を染める時に暗いトーンだと色味を沢山の種類を持っていても意味があまりないので、1種類の色味で5から下のカラー剤になります。

それを白髪染めと呼んでます。

そんでお洒落染めは明るくしていけば色味が違うのが分かりますので、様々な色味をもってますし、明るい色(白髪ではない)を暗くする時も6ぐらいの色を使って冷めるので真っ黒にならず暗くても色味が楽しめます。

それをオシャレ染めと呼んでます。

アッシュ系後姿

 

明るくなった髪の毛を黒染めする場合


 

学生さんとかで、夏休みとかに明るく染めた色を授業が始まるから黒く染めなにゃいかない時に、真っ黒にしてしまうとあとの祭りになった方いませんか?

 

なぜ真っ暗にすると行けないのか?

 

真っ黒にするとトーンが低いものには濃褐色という色になりますので、黒い色素が残ってしまうのです。

そんで、色が抜けて明るく見えても黒い色素が残ってると明るく染めてもそこだけ染まらなくて新しく伸びてきた部分だけ明るくなってしまいムラになったりします。

 

二度と染めない!!とかなら良いのですが、また染める予定がある方はおススメはしません。

 

 

ならどうすればいいか?

6トーンの青系の色で染めるとバレにくいです。

 

地毛が少し明るいかな?程度で済みます。

 

もしくは4ぐらいの明るさと7ぐらいの明るさを混ぜて5.5ぐらいの明るさの薬で染めたりすると、真っ黒までいかず、

ちょーどええ!!ってなります!!

 

黒く染めろうかな?って、思った時は参考にしてみてくださいね^_^