縮毛矯正って、美容室の施術の中でも髪の毛が傷む施術ベスト3位以内には食い込むレベルのメニューなんですが、
こいつがまた、使う薬剤ややり方次第でランキング1位に輝く事もある非常に厄介なメニューなんです。
髪の毛の癖を伸ばしたいけど、髪の毛に負担を極力少なくする場合、通常優しい薬剤を使うのですが、
薬剤優しい=薬剤パワーが弱い
って事なんで、癖が強いと髪の毛は極力傷ませない変わり、癖がのびきらない。なんて事がよくあります。
癖が伸び切らないで、髪の毛が傷んでなければもう一回やれれば良いんですが、それでも伸びない場合や、伸びないからといって、薬剤のパワーを上げると髪が傷んだ!!
なんて事になりかねません。
ではどうするか?
altema考える縮毛矯正とは?
お客様の事例とともにご説明します。
before
そこまで癖は強くないですが、毛量が多いのと、髪にハリコシがあります。
そういった髪の毛は癖の度合いはともかく、髪がしっかりしてるので、薬剤が反応しにくく、なかなか癖が伸びてくれません。
他店で癖が伸びきらずに、その日に2回連続で縮毛矯正をしたため、髪が傷んでしまい、ダメージはこれ以上かけたくなく、癖を伸ばしたいけど傷めたくない!!
という事でご来店して頂きました。
施術内容
縮毛矯正って髪の毛の癖を伸ばす時に、もともとの癖を柔らかく伸ばしやすい状態にする為に、髪の毛の芯を細かく切ってあげる必要があるのです。
髪の毛は弱酸性、
癖を伸ばすためには髪の毛の芯をたくさん切ってあげると癖は伸びるのですが、
アルカリ剤という薬剤のパワーが強いもので、薬剤の強さレベルを上げると髪の毛のキューティクルといって1番その側の部分を開き過ぎてしまい、人は髪の毛が傷んだと認識してしまいます。
髪の毛の1番外側にキューティクルはあるので、そこが鱗みたいに開くと、手で触った時にザラザラしてる感触になったり、見た目パサつくので、傷んだ見えちゃうのです。
アルカリ性の薬を使うと、キューティクルが開くので、薬剤は浸透しやすく髪の毛の芯をたくさん切るので癖が伸びやすいというメリットがあります。
逆にキューティクルが傷みやすいデメリットがあります。
それとは別に酸性の薬剤もありまして、
特徴としては、キューティクルを少ししか開かないで薬剤を浸透させる性質があるので、髪が傷みにくというメリットがあります。
その代わりに、芯があまり切れずに癖が伸びにくいし、しっかり伸ばそうと思うと薬剤の放置時間がかかり、やり過ぎると結局傷むというデメリットがあります。
altemaでは、アルカリ剤の薬剤でもパワーが弱めのやつにして、トリートメントで髪の毛のキューティクルを開きます。
そのトリートメントの特徴としては、キューティクルは開くのですが、付けた時から少しずつ閉じていきます。
つけてすぐ縮毛矯正の薬剤でアルカリの弱めのやつを塗布します。
それで芯を切ります。
キューティクルをトリートメントで開かせるので、薬剤は浸透しやすく、なおかつアルカリ剤なのでたくさん芯をきります。
ここでちょっと話は逸れるかもしれませんが、
「髪の毛が傷む」ってどういう状態かというと、
カラーでも縮小矯正でもパーマでも大小はありますが、薬剤を付けると髪の毛の芯を切ります。
この芯を切ってから再度つなぎ直す事で、縮小矯正って癖は伸びるのですが、たくさん切ると今度は繋げるとにつながってないものが存在します。
最終的に繋がってないので流出してしまい、髪の毛に穴ぼこが空いた状態なります。
これが虫歯みたいに穴ぼこだらけになる事で髪の毛は傷むのです。
では話を戻して、トリートメントでキューティクルを開いてアルカリの中でも負担が少ないもので芯をきります。
トリートメントでキューティクルを開いてるので、すぐに閉じてきます。
その都度トリートメントでキューティクルを開き、すかさずアルカリで芯を切るという事を繰り返していきます。
そして芯を繋げるときに、繋がっていないものが存在するのを防ぐ為に、altemaオリジナルのトリートメントを入れて、繋がっていない片割れの代わりになるようにしていきます。
すると、芯をたくさん切れば切るほどトリートメントで再度繋げて行きますので、髪は縮毛矯正すればするほどしっかりとしてきます。しかもトリートメントなので柔らかさと艶もついてきます。
酸性でも良いんですが、それだと今回の髪質だと癖をしっかりと伸ばす事が出来ませんし、時間が物凄くかかってしまいます。
after
毛先5センチほど切りました。
髪にまとまりと艶がでたのがお分かり頂いけると思います。
いかがだったでしょうか?
縮毛矯正に薬剤選びなんて、数10種類以上もあります。
突然、薬剤によって施術の気をつけるべきところは変わってきます。
altemaのやり方は、
キューティクルを開いて薬剤を浸透させて、キューティクルを優しく閉じる。
これで、質感が柔らかく癖がしっかりと伸びる縮毛矯正が実現可能です。
これから縮毛矯正をお考えの方は、ぜひご参考にしてみて下さい。