当店にご来店されるお客様で、
「パーマをして傷んだ。」
って、言う方が多く、その中でもデジタルパーマをされた方が、髪が傷んだのでどうにかして欲しい。
と、相談される方が多いので、その事についてブログを書いてみました。
[デジタルパーマ=楽 ]では、無い
デジタルパーマって、個人的にはやってる人が少なくなって来たなぁーって感じる施術なんですが、
未だにやってる人も一定数いるみたいですが、全体の2割程度しか今はいないみたいで、パーマの需要がドンドンと減って来てると感じる今日この頃です。
パーマが出始めの頃は、パーマ屋なんて美容院が呼ばれてるぐらい当たり前にパーマをかける人が多かったんで、
オバチャンとかシャンプーブローだけで美容院に来て、ブローしてもらって頭をボリューミーにするのが流行っていたんですけどね…
当時はみんなボリューミーな髪の毛してましたね。
昔の人は当たり前にブラシとドライヤーでブローしてたんで、それでもよかったのですが、
現代ではパーマと言えばほとんどがデジタルパーマではないでしょうか?
乾かすだけで形になってしまうデジタルパーマ。
スタイリングが楽なんで、デジタルパーマするとなるとコテで巻いたみたいな仕上がりになるんで、毎日巻くのがめんどくさい方や、巻く時に楽だからという理由でやる人が多いのですが…
一旦かけてると、縮毛矯正みたいにやったところの履歴が髪に残るので、ダメージがついて回ります。
そして、何ヶ月か後に変な跡が残ったみたいになるので、まとまらなくなるオチがやって来ます。
デジタルパーマをかけたところは緩くはなっても、時間が経って無くなるなんて事がほとんど無いで、バサバサしてしまいます。
よくあるパターンとして、スタイリングが楽になるかも?って、勘違いしちゃって(実際は楽になるかは髪質による)
やったは良いけど、2ヶ月後とかに髪が伸びて来て、まとまりが悪くなり、無理矢理コテやストレートアイロンで形をつけようして余計にボサボサになるパターン。
実際にそんな経験はないですか?
デジタルパーマかければ楽だから!
って、言う考えは結構危険です。
楽になるかはどうかは、髪質に左右されるのですが、僕の考えとしては、デジタルパーマをしたらスタイリングば必須になりますよ。
って事なんです。
乾かしただけで巻き髪みたいになるのがデジタルパーマの特徴ですが、って事は、毎朝髪の毛を一旦濡らさなければならないって事ですよ。
それがめんどくさくて、朝シャンしてりする人も居ますが、朝シャンはハゲます。(理由な今回の記事とは関係ないので割愛しますが)
もしくは、水スプレーとかで髪の毛シュシューって濡らす人もいますが、髪の毛は根本から濡らさないと変な寝癖とか付いてると直らないので、しっかり濡らす必要があります。
これ考えると結構面倒くさくないですか?
面倒くさくないなら別にいいんですけど、デジタルパーマをかける理由が、毎朝のスタイリングを楽になるから。
でやると、別に楽では無いのですが、楽したい人がやると毎朝のスタイリング必須が面倒くさくなるんで、そのうちスタイリングなんてやらなくならないですか?
そして、どんどんとスタイリングやらなくなり(やる人もいるとは思うけど)髪は伸びまくるという構図が浮かび上がってきます(笑)
デジタルパーマをかけたら月1で美容院は行かなくてはならない。
デジタルパーマをかける人の多くの心理としては、「楽だから」という事を僕は知ってます(しつこいけど)
ですが、実際に楽なのは最初の1ヶ月ぐらいです。
それは、髪の毛が伸びて来て、スタイルが崩れるのが大体1ヶ月ぐらいだからです。
それ以上持ち人は、髪の毛が柔らかくてロングだからです。
ミディアムやショートでデジタルパーマをかけて内巻きやら、巻き髪にしてる方は、1ヶ月もするとスタイルが崩れてきて、まとまらなくなります。
それは、そういう長さだからとしか言いようがありません。
ちょうどいい長さでデジタルパーマをかけたのなら、その時がよくても、ウェーブの始まりの位置が1センチも下にずれれば、変な癖や、ハネが気になります。
前髪カットしても1ヶ月後には目に入る。みたいな感じです。
という理由から、デジタルパーマをかけたのなら1ヶ月に1回は毛先揃えるなりしないとまとまらないのが当たり前です。
デジタルパーマをかけたらメンテナスでカットを1ヶ月周期で切らないと今の髪の毛をキープは難しく、それになるには髪質が関係してくるので、美容師の腕云々はそこまで関係ないです。(よっぽど下手くそじゃない限り)
実はデジタルパーマっのスタイルをキープするには、カットは定期的に切り揃えないといけなくなります。
基本的には1ヶ月に1回髪を整え、3〜4ヶ月後に再び出来たるパーマをしないと「なんか髪の毛がバサバサに傷んだだけだなぁー。」ってやさぐれます。
バサバサしたら、取ってしまった方が早い。
よく勘違いする人がいるのですが、デジタルパーマをかけたから髪が傷んだー!!って思う方がいますが、デジタルパーマが残ってるから毛先がバサバサしててしまうのです。
デジタルパーマが原因で傷んだりまとまらなくなったというよりは、デジタルパーマが残ってるからスタイルがうまく決まらないのです。
例えば上の写真。デジタルパーマをかけた直後だとします。耳下付近からカールが出てるので、2ヶ月後には、顎付近からのカールに変わります。
って、感じでどんどん下に下がります。
ちなみにデジタルパーマは、縮毛矯正と同じで基本的にはカールは残ります。完全に取れたりはあまりしません。
カットは定期的にしますが、完全にデジタルパーマがなくなるまで、耳下からかけたとしたら、毎月1センチずつ髪の毛切っていくと、完全になるなるまで1年以上かかるのが想像できますよね?
なので、毛先ばっかり跳ねたりパサついたり、バサバサになるのです。
それは、ダメージとかホームケアが悪いとかではなく、デジタルパーマが中途半端に残ってるからなんです。
追いデジタルパーマみたいにかけたりも出来ますが、一度かけたと毛先は基本的にはダメージが蓄積されるので、やれなくなります。
ですが、パーマはなくなりはしませんが緩くなるので、もう一度やるとなると毛先までやるのがセオリーになります。
って事は、デジタルパーマを定期的にやると、毛先はダメージしがちであると言う事になります。
という理由から極端な事を言ってしまうと…
デジタルパーマをかけたら髪の毛がバサバサになってしまったのなら、デジタルパーマを取るか、かかってる毛先をカットして無くした方が早いのがお分かり頂けたと思います。
まとめ
デジタルパーマをかけて傷んでしまった毛先は、取った方が早い!
デジタルパーマは残るので、パサつく、広がる、まとまらない。という理由ならそれはケアやダメージが原因ではなくデジタルパーマが残ってるからというのが理由です。
デジタルパーマでバサバサになった髪の毛を、治すならデジタルパーマはしない方がオススメです。
デジタルパーマするなら、定期的なメンテナンスや日頃の手入れは必須になるので、楽そうだからかけるというのは辞めましょう。
あくまでパーマスタイルにしたいから!
で、デジタルパーマをしたい!
であれば、それに伴う毎朝のスタイリングや、毎日のケアは怠らずに、パーマスタイルでも艶やかなまとまる髪の毛を維持する事に、信念を持ち続ける覚悟を持ちましょう。