カラーの失敗、後悔しないカラー手順とは?

当店に来店されるお客様で多いのが、カラーをして髪が傷んでしまった・・。

そして、後悔するほど髪が傷んでしまい、どうしたらいいのか?

という理由ででご来店頂きました。

今回は、そんなお客さんの事例です。

ダメージしてしまった原因とは?

まず初めに勘違いしないようにお伝えしますと、別に普通にカラーをしていて、髪の毛が取り返しのつかないほど傷むなんてことはそこまでありません。

ではなぜ後悔してしまうほど髪が傷んでしまったのか?

それは…

無茶をするから

無茶するから傷むのです。

やる前に心のどっかで「傷むんだろなぁー。」

と思いつつ、「傷んだら切ればいいやー。」

ぐらいの軽い気持ちでやると、傷んだら切ればいいやーというレベルを遥かに超えてしまい、

カットでダメージをリセットしようとすると、根本付近から切る羽目になり、ベリベリショートにするしかなくなるわけです。

そして、今回の無茶をしてしまったというのは、ブリーチを2回やったからという紛れもない事実があります。

ブリーチはもう傷みますね。個人的にはやるのはダメ絶対です。傷むし。

before

1月前にもガッツリと暗くしているそうなんですが、色がすぐ抜けてしまったそうで、もう髪色が明るくなってしまってます。 

髪質DATA】

  • 髪質 柔らかい
  • 履歴 ブリーチ2回後、一月前にカラー
  • 状態 顔周り、毛先ともに毛が溶けてる

という感じです。

後悔しないカラーの手順とは?

よく美容室でセットメニューになってる【カラー+トリートメント】

大体セットになってるところが多いですよね?

チーズバーガーセットぐらい定番メニューになってますが、実はこのカラーとトリートメントを同時にやるのは、髪を逆に傷めてしまう可能性を秘めています。

髪は弱酸性と言われるPHと言って0~14までの数値で表される水素イオン濃度指数で5ぐらいが安定するのですが、
カラーするとアルカリ性に傾くのです。

そんで、2〜3日かけて空気に触れる事で弱酸性に少しずつ戻るのですが、戻る過程でトリートメントすると皮膜を作ってしまうので、アルカリ性に傾いたままで戻るのが遅くなるんですねー。

なので、カラーしたら本来なら3日ぐらい後にトリートメントするか?

トリートメントしてからカラーした方が髪には良いんです。

ただし例外として、カラーしたのちに炭酸泉でカラーのアルカリを除去したり、カラーのアルカリ物質を取り除くバッファー剤的な物をした場合は、トリートメントしても良いです。

これはカラーの持ちを良くするためにもとて有効な方法です。

過去記事ですが詳しくはこちらをご覧ください。↓↓↓

ヘアカラーの持ちの頻度を長くする方法3箇条

after

はい、こちらが施術をした後の状態になります。

もうツヤっツヤって感じです。

ティモテティモテってやつですね。(すごい昔のCMなんです)

良いですねー。

たまに朝晩髪を洗っていたそうで、汗かくと気になるとの事だったんで、綺麗好きなんだろうなーって思ったんですが、

髪の毛は毎日夜一回洗うのがちょうど良いですよねー。

特に冬場とかは朝晩洗うと頭皮が乾燥しやすくなりつっぱってしまうので、1日一回洗ってキチンと乾かして寝れば良いのです。

どうしてもブリーチしていたので、顔周りなどの細い毛はドライヤーで乾かす時に一番熱を当てやすいので、傷みが他の所に比べて強いのですが、

乾かす時もなるべく一点集中で乾かすのではなく、後頭部から乾かし始めると効率もよく、顔周りを不必要に傷めることが減るので、

乾かすときも1番傷んでる箇所は最後に乾かしてみるのもオススメです。